Cape Benkei

国道229号 北海道を日本海沿いで行く２ 積丹岬→島牧村　本当の北海道が残る唯一のルート　Drive in Hokkaido, Shakotan-cape to Shimamaki 150km

道産子の私は昔からこの道が一番好きです。
難工事の末に、陸の孤島と呼ばれた地区が２０００年代に入ってから道路で繋がり、その道路も安全上の理由から長大なトンネルに次々切り替わり、沢山の旧道や旧トンネルが残っている延々と続く海岸線。昔を知っていれば、それらの景色が余計に懐かしい道です。
ただ整備された今の国道沿いを走っているだけでは、景色に飽きてつまらない道。実はここの楽しみ方は旧道にある勝手に名付けた「蝦夷歴史街道」なんです。

北海道には、誰でも知っている有名なドライブルートって有りますよね？
そういう場所の記事や動画は沢山有って、それを見てまた人が行く。観光客は集中します。
でも、ここ雷電国道と追分ソーランラインを通る日本海周りルートは、全線通れるようになってたのは２００５年。そして本州から渡ってくる人にとってはフェリーの関係だったり、移動距離が長くて敬遠されるから有名にはなれない道。まして時間のかかる旧道なんて誰も来ない。だからそこ旧道沿いの町を通って自分流に楽しむのが魅力の道です。
観光シーズンのピークでも車が少ない。本州のライダーと滅多にすれ違わない。気がつくと前には誰も走ってない。バックミラーに映る車もない。
無駄に人が来ないから無意味に観光化されず、本当の昔の北海道という暮らしが唯一残っている魅力的町が連なるルートです。
明治の北海道開拓が始まるずっと前から、ここに渡ってきた人が独自の暮らし方を築いた文化があります。歴史があります。知られていないから、通るたびに発見があるんです。
町の人は見知らぬ車が気になり、必ず私を見ます。（笑）
第一村人発見！降りて話を聞くと、みんな浜言葉で３０分は話し相手になってくれます。言ってることが８０%しか理解できないけど。w
都会に暮らしてると気づかないけど、人が集まって暮らすという事はこういう事なんだな？と。挨拶から始まって、何気ないことを人と話して笑う関係。
きっと、何か気づいてリフレッシュできる町がここにはあります。

日本海に面した石狩市浜益区から、小樽、積丹、江差、松前、函館、恵山岬、鹿部、森町を経由して函館市の湯の川温泉まで、時間を気にせず旧道をメインに走りながら、過去のドライブ動画で回りきれなかった気になる場所に立ち寄ります。
散々北海道を走り回った道産子の私ですが、懐かしかったり、新たな発見があるドライブ動画です。

※このドライブの途中で、エアコンのファンが故障してしまい、時々モーターが耳障りな音を発します。お聞き苦しいと思います。ご容赦ください。

以下の時間をクリックすると、目的のシーンにスキップします。
0:15:44 神威岬　Kamui-Misaki cape
0:28:14 西の河原　Nishi-no-Kawahara
0:30:21 廃村になった安内地区　Yasunai-Village, old
0:38:20 柵内 日本郷土玩具資料館「童心館」
　　　　※誰にでも懐かしいと思うような面白い施設でした。　　Nihon Kyodogangu shiryokan, Japanese old toy's museum
0:45:00 道の駅オスコイかもえない　Road station Osukoi Kamoenai
　　　　※別の動画で詳しく撮影しているため、施設内部は省略しています。
0:49:50 神恵内村　Kamoenai-Village
　　　　※１９９０年代までは、宿泊海水浴場のメッカでした。
0:58:20 さかずきテラス　Cafe Terrace Sakazuki Terrace
　　　　ダイビングスポットに有る隠れ家的カフェを発見しました。
0:04:20 泊村市街地(北海道で唯一原発(停止中)がある村)　Tomari-Village
　　　　※国道を外れ、旧市街地を走行しています。
1:22:50 岩内町　Iwanai-Town
　　　　※道の駅の近くに地元の漁師さんが営む、安くて美味しい隠れ家的な食堂と、お土産屋さんがお薦めです。
1:44:35 道の駅シェルプラザ港　Road Station Shell Plaza Minato
2:07:15 寿都町　Suttsu-Town
2:16:45 弁慶岬　Benkei Misaki cape
2:40:45 島牧江の島海岸　Enoshima-Kaigan Beach
　　　　日本の渚１００選に選ばれている海岸で、波が引く時に「シュワ～」という独特の音がする北海道でただ一つの場所です。別の動画で紹介しているため通過だけです。